フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回はお求めやすい価格で人気のロレックス・エアキングをご紹介しよう。
ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランドがROLEX(ロレックス)。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。
2016年にリニューアルした『エアキング』
ダイビングやヨット、モータースポーツや深海探索など特定の目的に特化させた時計を、プロフェッショナルウォッチコレクションとして展開しているロレックス。
同コレクション内には8シリーズあり、当連載ではこれまで7つのシリーズからそれぞれ時計を紹介してきた。(詳しくは こちら )
今回ここで紹介するのは、残りの1つ。「航空」をコンセプトにしたエアキングだ。
エアキングの原型は1940年代にまで遡る。当初はプロフェッショナルウォッチという位置付けではなく、オイスターパーペチュアルの中のひとつであった。
プロフェッショナルウォッチの一員に加わったのは、サイズやデザインなど大幅なリニューアルが施された2016年モデルより。つまり、今回のモデルからだ。
新時代のスポーツウォッチとして
これまでのエアキングは、そのほとんどが34㎜サイズであったが、リニューアルを期に現代のスポーツモデルらしく40㎜サイズへと拡大。
文字盤も大きく変わり、上部には鮮やかなグリーンが目を引くROLEXのロゴ、その上にはイエローの王冠を配置。
秒針もグリーンで彩られ、中央下部には1950年代のロゴと同じ書体で「Air-King」と印字されている。
ダイヤルは3、6、9 のアワーマーカー以外に、飛行時間の計測をするための分数を表示。
一般的な時刻表示とは異なるテイストだが、なかなかどうしてこれが非常に読み取りやすい。
はじめての高級時計に最適
エアキングはシンプルな3針仕様であり、価格もロレックスとしては手頃。新品でも80万円代というお値段で入手できる。
ビジュアルを見ても、派手すぎず、かといってチープでもない。ビジネスシーンでもプライベートでも活躍してくれる絶妙なバランスを持ったモデルといえる。
そろそろ高級時計が欲しい……なんて人にとっては、これ以上ない1本と言えるだろう。
ROLEX
エアキング
品番:116900
素材:SS(ステンレススチール)
サイズ:縦40㎜×横40㎜
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック
販売価格:845,000円(税込)※未使用品・ディスプレイコンディション
【付属品】
外箱、内箱、保証書(2020年9月)等が付属
※価格は2020年11月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
2016年にリニューアルして、新たなスタートを切ったエアキング。プロフェッショナルウォッチに加わったことで、よりスポーツテイストが増した印象ですね。
時計の詳細については、本文でご紹介している通りなので、私からは余談をひとつ。
ロレックスの保証書が2020年7月頃から変わりました。
これまでは販売店名や購入者の名前が記載されていたのですが、新しくなった保証書は、【購入日付】、【品番】、【シリアルナンバー】しか記載されません。
手放した際、次のオーナーに名前が見られるということが無くなったわけですね。
これまでは保証書の申請に1ヶ月ほどかかっていましたが、現在の仕様になったことで即日発行ができるようになりました。
今回ご紹介している時計(未使用品)には、この最新の保証書(ギャランティカード)が付いてきます。
最新のエアキングでも保証書だけ以前のもの……なんてこともありますので、新しい物好きな方は、ぜひ当店にあるエアキングを選んでみてくださいね!
腕時計に関する記事はこちらから
[腕時計 - dino.network | the premium web magazine for the Power People by Revolver,Inc.]