【新型コロナ】横須賀市「地域療養の神奈川モデル」導入へ 自宅療養者見守り、市医師会などが連携

横須賀市役所

 新型コロナウイルスに感染した自宅療養者のケアに関連し、神奈川県横須賀市は6月から、高齢や基礎疾患があるといった悪化リスクが高い患者を地域の医師や看護師が支援する事業「地域療養の神奈川モデル」を開始する。藤沢、鎌倉に続く3カ所目で、今月24日に開かれる市議会5月臨時議会に関連予算を含む総額1億4406万円の一般会計補正予算案を提出する。

 同事業は市医師会、訪問看護ステーションと連携して実施する。75歳以上、基礎疾患があるなど悪化リスクが高い自宅療養者の健康状態を電話で確認し、連絡が取れない場合などに看護師が訪問。医師に状況を伝え、悪化が確認された場合は病状に応じて対応する。医療従事者は24時間体制で待機し、リスクの高い療養者が最大30人同時にいる場合でも対応できるという。

 市によると、19日時点で市内の自宅療養者は28人、悪化リスクがあるのは8人という。

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