北信越インターハイの出場権を懸けた県高校総体は今週末、来週末が中心会期となる。上越市では２９日、大潟体操場ジムリーナで体操競技が行われ、関根学園が男女団体、個人と４種目全て制した。団体は競技が中止された昨年を除き男子が５連覇、女子は２大会ぶり４度目の優勝。謙信公武道館で行われている柔道競技は２日目の男子団体戦で、男子の上越が６月の北信越大会の出場権を手にした。
体操競技は関根学園が地元で躍動した。男女団体を制し、男女個人総合も１、２位を独占した。表彰式ではメンバーが誇らしそうに優勝旗や賞状を受け取った。
男子団体と個人の２冠、佐藤寛太主将（３年）は「最後の鉄棒で失敗したけど、他の５種目はいつも通りできた」と話し、リージョンプラザ上越で行われるインターハイに向け、「注目が集まると思うので、その期待に応えられるように練習を積んでいきたい」と話した。男子個人２位の富永翔（３年）も「練習してきた自分の演技ができた。インターハイでは団体で予選を通過できるよう声を出していきたい」と地元総体を見据えた。
女子団体と個人の２冠に輝いた岡田真祐美（２年）は段違い平行棒以外の３種目でトップとなり、「１回ミスしたけど、その後は落ち着いてできた」と振り返った。北海道から来て競技を続けてきた女子個人２位の細川琴未副主将（３年）は「地元開催のインターハイに出るために呼んでいただいた。先生方、地元の方々に感謝し、応援される選手になれるよう頑張りたい。昨年の先輩の悔しい気持ちを胸に、チームワーク良く戦いたい」と抱負を話した。
