糸魚川市内で活動する各種芸能団体による公演「奴奈川芸能の祭典 雅&サンセット」が5月30日夕、同市能生小泊のマリンドリーム能生海洋公園野外ステージで開かれた。
同公演は市文化協会が主催し、2年に1度の実施を続け、今年で8回目になる。今回はコロナ禍での実施を検討し、同協会芸能部が中心となって準備を進め、感染予防対策を講じて行われた。
開会のあいさつで黒石孝会長は「コロナを避け、天候に恵まれ、当初の予定通り屋外でできて良かった。出演団体はこの日に向けて満を持してスタンバイしている。ゆっくり楽しんで」と来場者に呼び掛けた。
奴奈川祭り実行委員会(弁天太鼓)による華囃子(はなばやし)でにぎやかにオープニングを飾り、フラや仕舞、舞踊、和太鼓演奏が続いた。出演は11団体、総勢約120人。それぞれ海の夕日と暮れなずむ空を景色にしたステージで情緒あふれる踊りや華やかなダンス、リズミカルで迫力ある音を披露した。
最後は「糸魚川おまんた祭り」でおなじみのおまんた囃子で、出演者と観客が一緒に踊りの輪をつくって楽しく締めくくった。