上越市立直江津小(長谷川明寿校長、児童131人)は1日、創立150周年を記念した絵を校門入り口の壁面に描いた。
「メモリアルウォール」と名付けた記念制作は、校門の北側の壁面約20メートルを使用。直江津祇園祭、日本海の生き物、日本海に沈む夕日の3点の絵を描き、絵と絵の間には児童が手形を押した。
制作プロジェクトは昨年度から始まり、昨年度の6年生が原画と、実寸大の線画の下絵を制作。本年度に入ってから、5年生が下絵から型紙を制作し、6年生が型紙を使って壁面に線を引いた。
同日は全校児童でメーンとなる色づけ作業。2学年ずつ作業し、縦割り班に分かれて色を塗ったり、手形を押したりした。森ゆづきさん(4年)は「学校の歴史に残ることがうれしい。みんなが頑張って細かいところまで塗ったので、ぜひ地域の人に見てほしい」と話した。
地元企業も記念事業に協力。玉木塗装工業(同市西本町4)は壁の下地処理や、完成した壁画のコーティングを担当。内藤塗料(同市茨沢)が塗料を提供した。両社は同日の作業にも立ち会い、児童に塗料の扱い方などを指導した。