秦野市は地元の魅力を発信する「はだのふるさと大使」に同市出身で女子野球選手の加藤優さん(26)を任命すると発表した。東京五輪が開幕する23日に就任する。
大使への任命は俳優の吉田栄作さん、合田雅吏さんらに次いで6人目。スポーツ分野では加藤さんが初めてとなる。
少年少女野球チームを設立した父の影響で5歳から野球を始めた加藤さん。市立大根中を経て、県立厚木商業高在学中に企業チームに入団、2016~19年には女子プロ野球「埼玉アストライア」で活躍した。
現在は県内唯一の女子野球社会人チームに所属し、8月の全日本女子硬式野球選手権を最後に現役を引退すると表明している。
今月15日に市役所で任命書授与式が開かれ、高橋昌和市長が同市のヒノキで作った任命書を授与。加藤さんは「一番のお薦めスポットは春の水無川。サクラ並木がどこよりもきれい」と早くも市の魅力をPRした。「子どもたちや市民にスポーツの楽しさを伝えていきたい」と抱負を語った。