新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で4日、新たに4人の死亡と10歳未満~90代の男女1484人の感染が確認された。うち926人の感染経路が不明。新規感染者数が千人を超えたのは8日連続。
相模原市内の90代女性は7月9日に陽性と判明し、市内の病院に入院したが同30日に死亡した。基礎疾患があったという。同市内の80代女性は同22日に陽性と分かり、8月1日に市内の病院で死亡した。
茅ケ崎市内では70代と90代男性が死亡した。ともに感染者集団(クラスター)が発生した同市保健所管内の医療施設に入院していた。2人は新型コロナ以外の疾患で入院中の7月に陽性が判明。当初、70代男性は無症状、90代男性は中等症とされていた。同医療施設では入院患者ら3人の陽性も新たに判明。施設関係の感染者は計40人となった。
これまで4人の感染が分かっていた海上自衛隊の横須賀市内の部隊で、新たに2人の陽性が判明。感染者が計6人となり、市はクラスターと認定した。
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県は4日、既に県内で公表されている感染者のうち、男女616人がインドに由来するデルタ株に感染していた疑いがあると発表した。1日当たりとしては過去最多となった。
在日米陸軍は4日、県内の米陸軍関係者10人が新型コロナウイルスに感染したと発表。在日米海軍厚木基地も関係者6人の感染を発表した。