上越市で3度合宿練習を行ったドイツパラリンピック柔道チームの選手も27~29日の試合に出場する。
同チームは平成30年8月、同31年4月、令和2年2~3月と、3度合宿を行った。直近の昨年は2月26日から3月6日まで選手や関係者ら12人が来越し、上越市戸野目古新田の謙信公武道館で練習。国内で新型コロナウイルスの感染が広がりつつあった時期であり、入念な感染防止対策をした上で実施した。
パラリンピックには男女各2人、計4人が出場する。いずれも過去のパラリンピックでメダル獲得や入賞しており、特に男子73キロ級に出場するニコライ・コルンハース選手(28)は同級世界ランキング1位(8月現在)と金メダル最有力。
チームから上越市へコメントが寄せられ、「パラリンピックが開催されることを大変うれしく思います。日本が困難な状況の中でも大会を開催していただき感謝しています。上越市での合宿の際に日本のおもてなしや文化に触れ、日本や上越市のことが好きになりました。その機会を設けていただいたことに心から感謝しています。本来はもう一度上越市にお伺いしたいと思っていましたが、コロナ禍のため、その素敵なまちや素晴らしい武道館を訪れることができないのはとても残念です。将来、再び上越市を訪問する機会があれば幸いです。私たちを応援してくれた子どもたちをはじめ、今までご支援いただいた上越市民、柔道家、上越市職員の皆さんに心から感謝申し上げます」と思いをつづった。
試合は27日から3日間、東京・日本武道館で行われ、いずれの日もドイツの選手が出場する。テレビ放送も予定されている。