新型コロナウイルス感染症の早期収束を願う花火が26日夜、神奈川県秦野市内で打ち上げられた。740発が秋の夜空を彩った。
花火はコロナ禍で2年連続中止となった同市最大の観光イベント「秦野たばこ祭」の代替行事として実施。市などでつくる実行委員会によると、感染症の早期収束や地域の活性への願いを込めたという。密になることを避けるため、打ち上げ時間も10分間とした。
表丹沢の山並みを背景に鑑賞できる震生湖(同市今泉)付近には、打ち上げが始まった午後7時ごろ約50人の市民が訪れ、大輪が上がると拍手をしたり、写真や動画を撮影したりしていた。市内在住の女性は「久しぶりの花火は見ていて明るい気持ちになれた。来年はまつりも再開できたらいい」と笑顔だった。
打ち上げの模様は動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネル「はだのモーピク」で配信している。