上越市立稲田小のPTAは10月30日、同校グラウンドで「未来に灯(とも)す稲田のあかり」の屋外展示を行った。児童や地域の人たちが作った約1万8000個の牛乳パック灯籠が飾られ、グラウンドは幻想的な雰囲気に包まれた。
同イベントは来年に控えた同校の創立150周年に向けたプレイベントとして計画された。当初に実施予定だった10月23日は悪天候のため校舎内での灯籠点灯のみを行い、グラウンドでの点灯は同日に延期していた。
点灯開始は午後5時。灯籠は校章や学校名にちなんだ稲穂、「いなだ小もうすぐ150」の文字などをデザインするように並べられた。校舎内での点灯は地域別に見学の時間を区切ったが、この日は屋外のため自由見学とした。暗さが増すにつれて多くの人が訪れ、「すごい」「きれい」と感嘆の声を上げていた。長谷川真一PTA副会長は「校内と展示の日が分かれたことで、多くの人に来てもらえた」と話した。