妙高市役所議場で2日、コンサートが初めて行われた。市立新井小、新井中の両合唱部(計26人)がきれいなハーモニーを響かせた。保護者らが議員席や傍聴席で聴き入り、拍手を送った。
妙高市議会による「開かれた議会」の一環。佐藤栄一議長は「議場を体感し、議会を身近に感じてもらえれば」と話す。午後5時から行われたコンサートでは、両合唱部が3曲ずつ歌い、最後に合同で「いのちの歌」(竹内まりや)を歌い上げた。
両部の部長は初めて議場に入ったといい、新井小6年の太田凜子さんは「こんなに広いんだと思った。緊張したけど、歌えて良かった」。新井中3年の尾島有香さんは「音が響いて歌いやすかった。議会のことをもう少し知るようにしたら、いいかなと思った」と話していた。
コロナ禍を受け、市民の来場は保護者に限定した。議員席で聴いた女性(48)は「歌声が素晴らしかった」と感想を語り、「こういう機会がこれからもあるといい」と期待していた。
実施に当たっては議員が手分けして、受付や案内をした。