NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する大江広元を祭るとされる大江稲荷社(鎌倉市十二所)でこのほど、初午(はつうま)祭が行われた。ドラマで広元役を演じる俳優の栗原英雄さん(56)も参加し、今後も続く撮影の無事を祈った。栗原さんは2020年にも出演を報告するため同社を訪れていたという。
広元は鎌倉幕府の行政長官で、源頼朝の天下取りを支えた「13人」の1人。主人公の北条義時を支える重要人物の一人として登場する。
この日行われた祭りでは、ご神体を保管する近くの明王院の住職が読経をし、地域住民らが参拝した。
市観光協会はドラマの放映効果で参拝客が増えるとみて、大江稲荷社に案内板を新設、栗原さんの来所に合わせ同日、除幕式も行った。
栗原さんは「今日は広元公から『気』をもらった。ドラマのキーパーソンの広元を愛してもらえるよう演じていきたい」と気持ちを新たにしていた。