新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で18日、男女12人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女8976人の感染が新たに確認された。前の週(8725人)と比べ増加したのは、8日ぶり。
横浜市では8人が死亡。うち5人は入所していた施設や病院でクラスター(感染者集団)が発生していた。老人ホームの入所者で80代男性は1日に陽性が判明、入院後10日に死亡した。同施設では計31人が感染し死者は計2人となった。介護老人保健施設の入所者で80代女性は16日に死亡。同施設では計16人が感染している。
別の介護老人保健施設の入所者で60代男性は16日に死亡。赤枝病院(同市旭区)の患者で90代男性は12日に死亡。同病院の別の80代男性も13日に死亡した。
中区の60代男性は16日に自宅で倒れた状態で発見され、死亡が確認された。80代女性は15日に死亡。市外に住む70代男性は15日に死亡した。
川崎市で死亡した3人は、いずれも発熱で検査を受け陽性と判明。入居する高齢者施設や入院先の病院で死亡した。80代男性と同市宮前区の90代男性はいずれも基礎疾患があり90代男性はワクチン未接種だった。
相模原市の80代女性は高齢者施設の入所者で16日に死亡した。
県は新たに206人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は7595人となった。
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防衛大学校(横須賀市)は18日、20代の学生5人と30~50代の職員2人の計7人が新たに感染したと発表。横須賀刑務支所(同)は同日、20代~80代の男性受刑者計23人が新たに感染したと発表した。
在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は同日、基地関係者2人の感染を新たに確認したと発表。在日米海軍横須賀基地は同日、関係者268人が感染していると発表した。11日の前回発表では358人だった。