新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光事業者を支援する「かながわ旅割」を巡り、県は13日、取扱店の1割近くに当たる131店でクーポンが利用できない状態だったと発表した。特設サイトではクーポンが利用できる取扱店として掲載していたが、実際は準備が整っていなかった。
かながわ旅割は6日に開始。県内旅行代金を最大50%引きし、飲食店や土産物店で利用できるクーポンが最大2千円分付与される。
県によると、12日午後5時半時点で特設サイトには取扱店として1536店を掲載していたが、そのうち131店はクーポンに対応する専用システムにログインしていなかった。ログインされていない状態だとクーポンの利用ができない。
6日以降、県などに旅行客から「クーポンが使えない」といった問い合わせが4件寄せられ、判明した。県の担当者は「事前の確認不足だった」としている。
県はクーポンを利用できなかった旅行客に対し、専用のコールセンターで連絡を受け付け、利用期限を4月28日まで延長する。コールセンターは電話050(3538)3952(午前10時~午後6時)。