新型コロナウイルス感染拡大に伴うまん延防止等重点措置の全面解除に伴い、神奈川県二宮町で毎月第一日曜日に催される「にのみやラディアン花の丘公園みんなの朝市」が再開した。4カ月ぶりの開催となったが、多くの買い物客が訪れ、主催者側は「皆が待っていてくれた」と喜び、街のにぎわい創出に向けた取り組みが再び動きだした。
朝市は町生涯学習センター「ラディアン」(同町二宮)開館を機に、商店主らが街を活性化させようと2001年4月にスタート。
出店数は約15店から始まり、一時は10店ほどまで減少したものの、「日曜朝市実行委員会」のメンバーが新規参入を呼びかけ、朝市でラジオ体操や園児の和太鼓演奏などのイベントを開始したことで、約50店が出店するまでに。口コミで評判が広がり、多い時は約700人の客が訪れるようになったが、コロナ禍で一時中断を余儀なくされた。
3日に行われた朝市では、野菜や総菜、パン、雑貨などが販売され、カラフルなキッチンカーも登場。多くの家族連れが見られ、子どもから高齢者まで客層が幅広いのも特徴だ。