横須賀市出身の兄弟ピアノデュオ「レ・フレール」が結成20年を記念し、母校の市立久里浜中学校(同市久里浜)を28日に訪れ、初めてのコンサートを行った。横須賀芸術文化財団などの共催で同校3年生約270人が参加。「ピアノ革命」と評された演奏スタイルを披露し、夢を持つことの大切さを伝えた。
レ・フレールは兄の斎藤守也(もりや)さん(48)と弟の圭土(けいと)さん(43)が2002年に結成した。2人で1台のピアノを弾く独創的なスタイルで、国内だけではなく海外ツアーも行い、世界各国で人気を集めている。
この日のコンサートでは息の合ったピアノの連弾でオリジナル曲やディズニーソングを披露。2人は腕を交差させ、座る位置を次々と替えながら、軽快なリズムに乗ったパフォーマンスを繰り広げ、大きな拍手が送られていた。