自民党の河野太郎広報本部長(衆院神奈川15区)が1日正午、参院選兵庫選挙区で立候補している公明党現職の応援のため、神戸市内の繁華街でマイクを握った。夕方には菅義偉前首相(2区)も同市内で演説を行う。
河野氏は、亡き母が神戸出身であることを引き「私も半分は兵庫の血が流れている」と自己紹介。「看護師派遣要件の緩和を我々に促し、コロナ禍でのワクチン1日100万回接種への道を開いてくれた」と候補への謝意を表した上で、自民支持者への説明も念頭に「だから恩返しをする番」などと呼び掛けた。
演説後は選挙カーを降り、群衆に飛び込みグータッチやサインに応じていた。
神奈川県外応援は珍しくない2人だが、他党候補のための遠征は異例。河野氏と共に参加した公明党の高木陽介選挙対策委員長は神奈川新聞の取材に「神奈川の選挙区事情も大変な中で(菅、河野氏に)そろって兵庫入りしてもらい、感謝に堪えない」と話していた。