新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は29日、神奈川県所管域で新たに2人の死亡と、10歳未満から100歳以上の男女2833人の感染が確認されたと発表した。中等症が1人で、症状調査中の601人を除くと、ほかは軽症か無症状だった。2685人が感染経路不明だった。
亡くなった2人のうち、小田原市の80代女性は24日に陽性が判明。26日に新型コロナ以外の原因で死亡した。厚木市の90代男性は22日に新型コロナ以外の疾患で死亡。同日に陽性が判明した。
クラスター（感染者集団）は新たに3施設で確認された。県平塚保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設では、入所者2人の感染が判明し、感染者は計5人になった。県小田原保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設では入所者24人の感染が判明し、感染者は計27人になった。県厚木保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設では入所者2人の感染が判明し、感染者は計5人になった。
県内の自宅療養者数は28日現在で9万6928人となり、初めて9万人を超えた。県民の100人に1人が自宅療養をしている計算になる。
このほか、県は新たに3013人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は5万4050人になった。
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県は県内米軍基地での18日～24日の1日当たりの平均新規感染者数を公表した。横須賀基地（横須賀市）7.9人、キャンプ座間（座間、相模原市）5.3人、厚木基地（大和、綾瀬市）5.1人だった。外務省から情報提供があった。
