上越市大手町の県道上越脇野田新井線(上越大通り)の大手町交差点付近にある「高田横断歩道橋」が老朽化のため、26日で撤去されることになった。旧国道18号時代から半世紀以上にわたり、多くの人が利用した歩道橋は横断歩道に置き換わり、新たな交差点として生まれ変わる。
県上越地域振興局によると、歩道橋は高さ5・5メートル、橋桁の長さ約19メートル。大手町交差点に面し、四つの階段を備えている。
昭和42年、旧国道18号時代に道路を管理していた建設省(現・国土交通省)が設置。当時は高度経済成長期で車両の通行量が増えていたことから、県内ではこうした歩道橋が多く設置されたという。同60年、国道18号上新バイパス開通に伴い県道化。県が管理を続けてきた。
今回の撤去で上越大通りの歩道橋は「西城町横断歩道橋」(同市西城町2、四つ階段)、「東本町横断歩道橋」(同市東本町3、二つ階段)の2カ所となる。
26日から3日間の午後9時から翌日午前6時まで、撤去工事のため上越大通りは歩道橋から南側900メートル間で通行止めとなる。撤去後の31日から12月6日までは、歩道改良工事を行うという。