大井町議会第4回定例会は29日の最終日、議員の半数以上となる7人が新型コロナウイルスに感染するなどして欠席し、定足数を満たさず流会となった。本会議を開けずに定例会が閉会したことで、物価高騰支援策を盛り込んだ総額1億6千万円の一般会計補正予算案など6議案が廃案となった。議会関係者らは「過去にも流会の前例を聞いたことがない」と話している。
議会関係者によると、25日の常任委員会を議員1人がコロナに感染して欠席。その後、ほかの議員の感染が相次いで発覚した。地方自治法では定数の半数以上が出席しなければ議会は成立せず、29日の本会議では定数14(欠員1)に対し出席者6人で流会となった。
本会議が開けないため会期延長もできず、最終日に審議予定だった補正予算案は自動的に廃案となった。