2024年の築城400年を控え、外装改修工事が進む長崎県島原市城内1丁目の島原城天守閣から昨年撤去された古いしゃちほこ一対が10日、天守閣入り口横に設置され、展示が始まった。
島原城は1964年、高さ約33メートルの天守閣を復元。しゃちほこは高さ約1.8メートル、重さ約300キロあり、雲仙・普賢岳噴火災害に見舞われるなどした城下を半世紀以上、見守ってきた。昨年11月、地上に降ろされ、翌12月には新たなしゃちほこが据え付けられた。
10日、日帰り卒園旅行で城を訪れた市内の保育園「おさなご園」の年長、鉄本恵祐ちゃん(6)は「しゃちほこは竜みたい。かっこいい」と話した。
来週中には、しゃちほこの周囲を柵で囲い、説明看板も設置。15日には、お色直しを終えた天守閣周辺の工事用のフェンスが全て撤去される予定という。
運営する島原観光ビューロー担当者は「白く壮麗な天守閣と新たなしゃちほこをはじめ、約60年間島原を守ってきた先代守護神を見に来てほしい」と話す。
「竜みたい かっこいい」 島原城天守閣の先代しゃちほこ展示
- Published
- 2023/02/11 10:10 (JST)
- Updated
- 2023/02/12 11:30 (JST)
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