第10回中国電子情報博覧会で展示されたデジタルチューブディスプレー。(2022年8月16日撮影、深圳=新華社記者/毛思倩)
【新華社北京5月30日】中国工業情報化部は29日、電子情報製造業の1~4月の運営状況を発表した。生産は着実に拡大し、輸出は持続的に回復した。企業収益は引き続き改善し、投資も高めの伸びを維持、業界全体は堅調だった。
▽生産は着実に拡大
一定規模(主要業務の年間売上高2千万、1元=約22円)以上の電子情報製造企業の増加値(付加価値額)は前年同期に比べ13.6%増加した。伸び率は工業企業全体を7.3ポイント、ハイテク製造業企業を5.2ポイントそれぞれ上回った。
主要製品の生産量は、携帯電話が12.6%増の4億9600万台(うちスマートフォンは14.1%増の3億6700万台)、パソコンが3.4%増の1億台、集積回路(IC)が37.2%増の1354億個だった。
▽輸出は持続的に回復
輸出納品額は0.2%増加し、伸び率は1~3月を2.8ポイント上回り、工業企業全体を2.3ポイント下回った。
税関統計によると、1~4月の輸出量はノートパソコンが9.6%増の4401万台、携帯電話が4.6%増の2億4100万台、ICが8.5%増の887億個となった。
▽企業収益は引き続き改善
電子情報製造業の総売上高は7.9%増の4兆6700億元、伸び率は1~3月より1.2ポイント縮小した。営業コストは7.3%増の4兆900億元だった。利益総額は1442億元と75.8%増加した。売上高利益率は3.1%で、1~3月より0.2ポイント上昇した。
▽投資は高めの伸びを維持
電子情報製造業の固定資産投資は13.1%増加し、伸び率は1~3月を1.2ポイント下回り、工業投資と横ばいで、ハイテク製造業投資を3.4ポイント上回った。