ほったらかしでも一年中グリーンを楽しめる！

「小さくて日当たりも悪いお庭だけど、おしゃれで手のかからない木を植えたい」「日当たりの悪い玄関まわりにグリーンがあったらな」

このようなお悩みをもつ方におすすめしたいのが、日陰に植えっぱなしで一年中彩りを添えてくれる常緑低木。

日陰は、葉焼けや乾燥をあまり気にする必要がなく、昨今の猛暑でも植物を育てやすいのがメリットです。日陰に強く、お手入れの手間が少ない常緑低木を植えておけば、ほったらかしでも一年中グリーンを楽しめますよ。

この記事では、初心者さんやお忙しい方にも育てやすい、おしゃれで日陰でも育つ常緑低木5選を、参考価格とともにご紹介します。

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この記事で紹介する「おしゃれで日陰でも育つ常緑低木」

ヒメシャリンバイは春先に、梅に似たかわいらしいピンクの小花を咲かせます。葉も小ぶりで、花と同時期に出る新芽は赤く、緑の葉とのコントラストが鮮やか。春が楽しみになる庭木です。

自然樹形で小さなシンボルツリーとして楽しむほか、刈り込んで形を作ったり、小さな生垣として敷地の境目に植えたりすることもできる万能選手。どんなお庭にも合わせやすい、ナチュラルな雰囲気も魅力です。

日陰だけでなく、病虫害や潮風にも強い、丈夫な常緑低木。成長もゆっくりで、手のかからない庭木です。剪定や刈り込みを行う場合は、花後すぐに作業しましょう。

※参考価格：900～2000円前後（4～5号ポット苗、高さ50cm前後）

細くスタイリッシュな葉がふんわりと広がるマホニアコンフューサは、ひと株植えるだけでおしゃれな雰囲気を演出してくれる常緑低木。花が少なくなる秋から冬に、花茎をすっと伸ばし、鮮やかな黄色い花を咲かせてくれるのも嬉しい特長です。

和にも洋にもアジアンテイストにもよく合い、玄関横の植栽スペースや掃き出し窓の下など、ちょっとした場所を彩ってくれます。鉢植えにしてもおしゃれですよ。

病虫害に強く、成長もゆっくりで育てやすい常緑低木。大きくなってきたと感じたら、新芽が出る前の3月ころに、お好みの大きさに切り戻しましょう。

※参考価格：650～2000円前後（3～5号ポット苗、高さ20～30cm前後）

冬から早春にかけて、香りのよい白く小さな花を咲かせるサルココッカ。晩秋から冬には、黒や赤の実も楽しめます。つやのある葉もスタイリッシュで、斑入り葉の品種は日陰の空間を明るくおしゃれに彩ってくれますよ。

成長がゆっくりで、あまり大きくならないため、鉢植えにもおすすめ。日陰のちょっとしたスペースや隣家との境界にも植えやすい庭木です。

病虫害にも強く、剪定もほとんど必要ないため、手がかかりません。お忙しい方や初心者さんでも育てやすい庭木です。

※参考価格：500～1700円前後（3.5～5号ポット苗、高さ20cm前後）

アオキは今回ご紹介している庭木の中でもとくに日陰に強い常緑低木で、つやのある大きな葉が魅力。緑の葉だけでなく、さまざまな斑が入った品種があり、日陰の空間を明るく彩ってくれます。

ほとんど日が当たらない場所でも育つので、今まで何を植えてもうまくいかなかった日陰の空間におすすめです。雌雄の株を一緒に植えると冬に赤い実がつき、クリスマスやお正月の飾りとしても楽しめますよ。

暑さ寒さに強く、寒冷地でも屋外で越冬できます。病虫害予防のため、風通しのよい場所に植え付けましょう。大きくなってきたと感じたら、お好みの大きさに切り戻してください。真夏と真冬以外、いつでも剪定できます。

※参考価格：800～3000円前後（3.5～5号ポット苗、高さ20～80cm前後）

十両という縁起のよい別名をもつヤブコウジ。秋～冬につける真っ赤な実が美しくお正月の寄せ植えの定番として親しまれている常緑低木です。

和のイメージが強いヤブコウジですが、斑入りの品種は洋風のお庭にも合わせやすい雰囲気。あまり大きくならないので、玄関横のちょっとした空間や、鉢植えでも楽しめます。

春先か秋に固形肥料を与えると実付きがよくなります。病虫害や寒さにも強く、寒冷地でも屋外で越冬します。成長はゆっくりですが、地下茎で広がるため、広がりすぎた場合は地下茎ごと切り戻しましょう。

※参考価格：200～1800円前後（3～3.5号ポット苗、高さ10～20cm前後）

初心者さんやお忙しい方にも育てやすい、日陰でも育つ常緑低木5選をご紹介しました。植えてみたい常緑低木はありましたか？

ガーデニングでは避けられがちな日陰ですが、今回ご紹介した植物は、日当たりが悪いからこそ楽しめる植物ばかり。この記事を参考に、ぜひ素敵なシェードガーデンを作ってくださいね。