「玄米チーズ&ヨーグルト」で“コメ離れ”にストップ! 創業122年・神戸の老舗企業の思いとは

「新たなプラントベースフード」で日本の食卓・農家を守る

高齢化や人口減少が進む現代日本において、米の生産者を支援する取り組みを行っている会社がある。兵庫県の神戸市に本社を構える『神明ホールディングス』だ。米の販売をはじめ、パックご飯や米粉パンなどの米加工食品・水産加工品・乾麵・外食産業にいたるまで幅広く手掛ける同社は、昨今の「コメ離れ」が叫ばれるなか“米の魅力”を再発見してもらうため『玄米シュレッド』と『玄米ヨーグルト』を新たに開発した。

同社広報の砂古陽菜さんと山根夏希さんが地元ラジオ番組に出演し、パーソナリティを務める神戸のワクワクロックンロールバンド・ワタナベフラワーのメンバー3人に“玄米の新しいプラントベースフード”について語った。

【写真】玄米を原料としたヨーグルト

「(神戸ハーバーランドにある)スタジオから歩いて10分ぐらいのところに会社があり、今日は歩いてきました。弊社は今年で創業122年、『おいしいお米は、おいしいお米はあかふじ米』というおなじみのフレーズの会社です」と砂古さん。ワタフラの3人も『あかふじ米の歌』を合唱するなど、コーナー冒頭から盛り上がりを見せた。

日本における米消費量の減少について「50年前、一人当たりの年間消費量は約112キロだったが、2020年を過ぎてからは約50キロに減っている。それによる米農家への打撃は計り知れない」と説明を受けたワタフラのクマガイタツロウは「もっと食べようよ!」とコメント。「一番大きな原因は『食べたら太る』と考えられていること。しかし一部間違った情報も入ってしまっています。もちろん偏った食生活はダメです。食事はバランスが大事」と砂古さんは続けた。

玄米シュレッドとは、玄米粉をまるごと使ったチーズの代替食品。玄米ヨーグルトは、玄米粉から玄米ミルクを作り乳酸菌を添加して発酵させたプラントベースのヨーグルトだ。

どちらも乳製品・アレルギー特定原材料等28品目不使用でコレステロールゼロ。老若男女問わず、気軽に食べることができる。

新商品の紹介に応える形で、クマガイが『あかふじ米の歌』を即興で披露と「すごい!」と砂古さん・山根さんは目を輝かせて喜んでいた。最後に同社の夢や目標について質問されたふたりは「これからも日本の農業と食を守るという企業ミッションを掲げ、生産地の方々から皆様の食卓まで“安心・安全”をお届けしたい」と話し、ワタフラのメンバーも「米は僕らの生活の根底にあるもの。頑張っていただきたい。応援したいと思う」とエールを贈った。

(取材・文=迫田ヒロミ)

※ラジオ関西『Clip水曜日』2024年4月17日放送回より

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