「事故を決して忘れない」 2人が亡くなった国道1号バイパス橋げた落下事故から1年 静岡市

静岡市の国道1号バイパスで橋げたが落下し、8人が死傷した事故。発生から1年となるのを前に5日、安全講習会が開かれました。

山﨑記者:
「橋げたの落下事故から1年が経つのを前にこちらの事故があった現場では静岡国道事務所の職員らが現場の確認を行っている」

2023年7月6日、静岡市清水区の国道1号静清バイパスで、設置作業をしていた鋼鉄製の橋げたが地上に落下。この事故で8人が巻き込まれ、そのうち作業員2人が亡くなりました。

落下した橋げたは長さ63m、重さ140トン。事故調査委員会はボルトの破断などが事故につながったと結論付けています。

発生から6日で1年となる中、5日、現地でハーネスの使い方などを確認する安全講習会が開かれました。また、午前には市内で黙とうが捧げられました。

静岡国道事務所 辻英雄 技術副所長:

「事故が起きたという事実は決して消えないので、まずは事故を忘れない。決して忘れない。さらに安全に工事を進めていく意識を再確認して引き続き事業を進めていく」

静清バイパスではすでに工事が再開されていますが、国交省は事故現場でも7月下旬に工事を再開したいとしています。

© 静岡朝日テレビ