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岩手県一戸町の学校給食メニューに本年度、同町奥中山の就労継続支援A型事業所・カナン牧場(向井由祈(なおき)所長)が手がけるパンが加わった。奥中山小の児童が学習発表会で紹介したことなどを機に、施設側が「日常的に食べてもらいたい」と希望して実現。子どもたちに好評で、従業員の誇りにもつながっている。
「カナンパンの日」は毎月第4木曜日。6月27日は奥中山小(中島敬校長、児童82人)の5年生が親子レクを行い、机を並べて一緒に頰張った。早坂ピリップさんは「柔らかくてふわふわしている。今日もおいしかった」と喜んだ。
地元の西岳の伏流水を使ったカナン牧場の手作りパンは卸売りが大半で、県内のスーパーなどに出荷している。給食での提供を以前から考えていたが、数量の確保などが課題だった。