スタジアムを“クワイエット・プレイス”にできるか。オランダ指揮官クーマンが考える、難敵トルコサポを黙らせる方法【EURO】

オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、現地時間7月6日にベルリンで開催されるEURO準々決勝のトルコ戦を前に会見に出席した。英公共放送『BBC』が発言を伝えている。

今大会の開催地はドイツだが、同国にはトルコ系移民が非常に多く、アウェーが予想される。クーマン監督は、相手サポーターのコントロールが鍵を握ると考えているようだ。

「トルコのチームとは何度か対戦経験がある。雰囲気はいつも最高だよ。ボールをキープするだけで良い。そうすれば彼らは静かになる。冷静に、ビジネスライクに、自分のプレーをする必要がある」

1988年大会以来、2度目の欧州制覇を目ざすオレンジ軍団は、グループステージを1勝1分1敗の3位で辛うじて突破。苦戦を強いられたなか、決勝トーナメントの相手は3-0で下したルーマニア、そして今回がトルコで、いわゆる大国ではない。

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組み合わせに恵まれているという声もあるが、経験豊富な61歳の指揮官は、「前回の試合はフットボール的に本当に良いレベルだった。このレベルを維持できれば、私たちにとって本当に良い大会になる」と断言する。

「どの試合も難しいし、どのビッグチームも勝つために苦労している。イングランドは(スロバキア戦で)最後の数秒で得点を決めたし、ポルトガルは(スロベニア戦で)PK戦の末に勝った。とにかく戦う必要がある」

各セクションに多機能な選手を揃えるオランダは、ラウンド16のルーマニア戦同様に得点を重ね、厄介なトルコサポーターを黙らせることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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