夏季限定メニュー「くじら汁」提供 厳しい暑さにぴったり 上越市横畑平左衛門 野菜もたっぷり

上越の食文化を味わえる夏の人気メニュー

上越市横畑の古民家カフェ平左衛門は5日から、上越の夏の風物詩として知られるくじら汁の提供を始めた。

上越地域では昔から、夏にスタミナを付ける目的でくじら汁が食べられてきた。同店では令和2年から夏季の限定メニューとしてくじら汁を提供。季節ごとに旬の食材を使った汁物を出しているが、くじら汁が一番人気だという。

クジラの塩漬けに加え、ナスやユウガオ、ジャガイモなど地元野菜をたっぷりと使った具だくさんのみそ汁で、7月中旬からはミョウガも登場予定。定食に付く日替わりの副菜もモズクをはじめ地元食材を多く使っている。

同店を運営するかみえちご山里ファン倶楽部の松川菜々子さんは「今年の夏も(暑さが)厳しいと聞いている。くじら汁でぜひスタミナを」と話す。

単品750円、定食1500円。夏季限定メニューとして、湧き水を使ったかき氷やそうめんも取り扱っている。営業時間は金、土、日曜と祝日の午前11時から午後4時まで。問い合わせは同店(電080・6558・1728)へ。

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