自民党群馬県連大会 小渕県連会長「逆風厳しい 改革必要」 群馬・前橋市

自民党群馬県連大会が7日、前橋市内で開かれ、派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受け、小渕優子県連会長が「党への逆風は大変厳しく、生まれ変わるための改革が必要」と呼びかけるなど、信頼回復に向けた訴えが相次ぎました。

新型コロナによる休止などを経て8年ぶりとなった県連大会には、県関係の国会議員や県議、党員ら約350人が出席しました。

党本部の選対委員長も務める小渕県連会長は派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け「政治不信を招いてる状況にお詫びを申し上げる」としたうえで、党が生まれ変わるための改革が必要と呼びかけました。

「選対委員長として全国各地を歩く中で、逆風は大変厳しい状況にあると感じている。次の選挙は自民党にとって正念場」(小渕氏)

また、県関係の国会議員からも、一連の問題に対するお詫びと信頼回復に向けた発言が相次ぎました。笹川博義議員は「組織のトップにけじめをつけてもらわなければ困る」と岸田総理の退陣を求め、福田達夫議員は「自民党が下野した先の政権交代前夜と同じ空気にある」と危機感を示し「国民との対話の中で信頼感を生み出すことが必要」と訴えました。

そして、党の原点に立ち返り「我が党自ら変わる必要がある」などとした大会決議を採択した後、次の衆院選や来年夏の参院選に向け、結束を確認していました。

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