小さいけれど頼りになる!知っておきたい「ハンカチ」のマナー5つ

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:知っておきたい。「ハンカチ」のマナー

スマートフォンや携帯電話、お財布と同じくらい、常に持ち歩きたいアイテム「ハンカチ」。

手を洗ったあと、なにかをこぼしたとき、汗が出たとき…などにハンカチがあると便利ですし、サッと取り出せると周りの印象もよくなります。

とても小さなアイテムですが、ハンカチ一枚で印象が大きく変わることも。今一度、ハンカチのマナーをおさらいしておきましょう。

【1】スーツやジャケット着用時は「内ポケット」へ

スーツやジャケットは、体のラインに沿ってキレイに見えるように作られているアイテムです。そのため、ポケットにモノを入れてしまうと、形が崩れて、美しく見えなくなることがあります。

スーツの日、ハンカチはポケットではなくカバンにしまうか、内ポケットがある場合は、内ポケットに入れましょう。

【2】フォーマルな場所では「綿」のハンカチを

最近は、アイロンがけが不要で吸水力もあるミニタオルをハンカチ代わりに持ち歩く方が増えています。

普段はもちろん問題ありませんが、ミニタオルはカジュアル感が強くなるため、お客様や目上の方の前、格式高い場所、フォーマルな席などでは、【綿製】のハンカチを選びましょう。

【3】冠婚葬祭では色柄に気をつけて

  • 結婚式

白、または淡いピンクや水色

結婚式では白の服装はNGですが、ハンカチは問題ありません。

  • 葬儀

白、または黒

故人が白装束をまとうことや、古来、神聖な儀式は白い衣装が用いられてきたためと言われています。最近では、喪服に合わせて黒でもOKとされています。

どちらにしても、柄物は選ばないように気を付けましょう。

【4】贈り物にハンカチを選ぶのは?

ハンカチは別名「手巾(てぎれ)」と言います。そのため、「手切れ」を連想させたり、涙を拭くもの=別れをイメージさせたりすることから、お相手との関係性によっては贈り物には選ばない方が無難です。

贈る場合は、「わたしと縁を切りたいの?」と思われないように、「これからもよろしくお願いします」という一言を伝えられるといいですね。

なお、白色のハンカチは、亡くなった方の顔にかける白い布をイメージさせるため、贈る場合は色物や、模様のあるハンカチを選びましょう。

【5】涙や汗を拭くときのコツ

ハンカチで涙や汗を拭く時。水滴をそっと「押さえる」イメージで拭くと、メイクも崩れにくく、見た目にも美しくなりますよ。

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ハンカチはあなたを映す鏡。清潔でシワのないよう、スマートに持ち歩けるといいですね。

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

☆このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

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