ロシアによるウクライナ侵攻から1カ月が経過する中、ウクライナを支援しようと県主催の神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏会や、トークイベントが27日、横浜ランドマークタワー1階(横浜市西区)で開かれた。会場には募金箱とメッセージボードも設置され、多くの人が寄付や書き込みをしていた。
神奈川フィルは、ウクライナの平和を願い、ウクライナ国歌などを演奏。トークイベントにはウクライナ出身の3人が登壇した。
川崎市高津区に住む会社員マローワ・ナターリャさん(26)は「ウクライナは日本から8千キロ以上離れているが、(自分も)戦わなければならないと毎日思う」と故郷への思いを口にし、「日本からの厚い支援、本当にありがとう」と述べた。
県はイベントを通じ「募金という形でも支援できる」と呼び掛けた。集まった募金は日本赤十字社の「ウクライナ人道危機救援金」に寄付する。