衆院予算委員会が18日開かれ、立憲民主党の後藤祐一氏(衆院神奈川16区)が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が相次いで判明している山際大志郎経済再生担当相(18区)や事務所賃料の疑惑などが指摘されている寺田稔総務相、秋葉賢也復興相を追及した。後藤氏の「疑惑の閣僚めった切り」(立民幹部)に対し、岸田文雄首相は「説明を尽くす」と“防戦一方”。与党からも「『つくしの坊や』だからさ」(自民議員)とため息が漏れた。
後藤氏は8月の内閣改造で山際氏を留任させるにあたり、2013年の教団関連団体への会費支出や18年の教団関連団体主催のアフリカビジョンセミナーへの出席について、山際氏から事前に報告があったかを岸田首相にただした。
岸田首相は「さまざまな関係があるということは私自身認識していた。今後関係を絶ってもらわなければならない」と強調。山際氏は「過去のことで、これから新しい事実などさまざまなことが出てくる可能性がある」と答弁し、後藤氏は「(山際氏は)引き際ではないか。総理の任命責任だ」と更迭を求めた。