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大分空港(国東市)のホーバークラフト発着場に、事故防止用のクッション材(土のう)を設置する工事が完了した。現地で20日、航走路のうち操縦が難しいS字カーブでの訓練が始まった。
訓練中のホーバーが航走路のフェンスなどに接触する事故が相次いだのを受け、接触する可能性がある場所に衝撃を吸収する土のう300個を置いた。操縦士が運転しやすいように、土のうにはオレンジ色の目印も付けた。
この日は、3番船「Tanso(たんそう)」を使い、3人の操縦士が交代でS字カーブを走る訓練をした。風が吹くと横滑り状態になりやすいため、慎重に船体を動かしながら通過した。
運航会社の大分第一ホーバードライブ(大分市)の小田典史社長は「想定より運転しやすかったようだ。訓練を続けて秋の就航を目指す」と話した。
ホーバーは空港と大分市を結ぶ。