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みなさんは“バラの2番花”という言葉を聞いたことがありますか? 1番花とどう違うのか、どうやったらきれいな2番花が咲くのか、などなど2番花について解説します。
↓↓花がらと枝の切り方は?
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7月はバラの2番花の季節
バラは5月(関東標準)に盛大に花を咲かせます。これは一季咲きの品種でも四季咲きでもほぼ変わらず、花は大きくて勢いがあり、どんどん咲いていきます。このような、年が明けて最初に咲くバラを1番花と呼びます。
中には、冬剪定をしないで放っておいたら暖冬の2月に1、2輪花が咲いたなどということもありますが、これは1番花とは言いません。また、気温が低い地域では6月がバラの1番花の季節に当たります。
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上記の1番花の後に花がらを切っておくと、四季咲き性や返り咲き性のあるバラは次の花をつけます。これがバラの2番花で、その年の気候にもよりますが、多くは6月下旬~7月上旬に花を咲かせます。最盛期の1番花より、数は少なめで花も小さめになりますが、2番花も十分きれいです。
むしろ、花がもりもり咲く1番花はもちろん豪華ですが、2番花は葉の面積が目立つせいかさわやかで、夏到来の庭に清々しさを運んでくれます。2番花もたくさん咲かせて楽しみましょう。
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2番花をきれいに咲かせるコツ
2番花をたくさん、きれいに咲かせるためには、何といっても1番花が終わったあとに適切に枝を切っておくことが大事です。四季咲き性のバラは1番花が咲いたあと40~50日ほどで次の花を咲かせます。
1番花が咲き終わったら、花が咲いた枝を半分の高さに切ります。その際は5枚葉(葉が5つ付いている)の付け根の5~6㎜上にハサミを入れると、そこから次の枝が伸びて良い2番花が咲きます。
バラの葉をよく見ると、3枚葉(葉が3つ付いている)もありますが、3枚葉の上からは立派な枝は出にくいのです。まずは5枚葉を探して切りましょう。
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2番花の肥料はそこまで重要ではなく、庭植えのバラで冬の元肥や春の肥料を十分に入れている場合は与えなくてもすっきりと咲くようです。ただし、鉢植えのバラは水やりで肥料が流出するので、月1回バラ専用の肥料を鉢の縁に置くようにします。
また、2番花の季節は梅雨の季節と重なるため、株の消毒は最低1回は必要です。アブラムシなどの害虫も増えるので病気と害虫の両方に効くバラ専用のスプレー薬剤を葉の裏側までていねいにかけます。株元にはバークチップなどを敷くと土中の菌が葉につきにくくなり安心です。
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2番花がきれいに咲くのはどんなバラ
四季咲き性のバラであれば2番花をきれいに咲かせてくれます。つるバラやオールドローズには一季咲き性の品種も多くあり、どんなに手入れをしても基本的に2番花は咲きません。
ただ、2番花は1番花に比べて花弁数が少なく、花径も小さめです。なので、ふっさりとした大輪カップ咲きのバラなどは、1番花とは似つかない形で咲くこともあり、1番花と同じイメージを期待するとがっかりしてしまうこともあります。
花弁数が少ないセミダブル(半八重咲き)のバラは1番花とのギャップが少ないかもしれません。また、フロリバンダ(中輪房咲き種)は、1番花と同じようにきれいに咲いてくれますし、ハイブリッドティー(大輪四季咲き)でもここ10年くらいに発売された品種であれば、2番花がきれいなものもたくさんあります。
デルバールやギョーのフレンチローズも花つきがよい品種が多いため、2番花はやや形がくずれるものの、きれいに咲いて庭を彩ってくれるでしょう。
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