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7月5日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)は国際強化試合で韓国代表(同50位)と対戦。第3クォーターまで52-72と若手中心の韓国に大量リードを許す展開のなか、第4クォーターに河村勇輝を中心とした猛攻で一時逆転に成功するも、同点で迎えた残り0.9秒に相手にフリースローを決められ、84-85で敗れた。
日本は渡邊雄太(左足ふくらはぎの負傷)、6月28日に代表に合流した八村塁(コンディション調整)が欠場したなか、河村が23得点、6アシスト、ジョシュ・ホーキンソンが17得点、9リバウンド、比江島慎が11得点、チーム最年少の20歳、ジェイコブス晶が3ポイントを3本決めて9得点、7リバウンドと存在感を発揮。ただ、攻守ともにミスが目立ち、韓国に3ポイントを50%(11/22)の確率で決められ、(日本は31.4%:11/35)勝利には届かなかった。
試合後の会見で河村は「(北海道で開催された)オーストラリア戦は2試合とも勝つことができずに、この韓国戦はそこで得た課題を合宿で修正して臨んだので自信もありましたし、勝たなければいけない試合でした。相手は若手中心ということで、入りからエネルギーが凄くて、相手の方がヒットファーストやフィジカルにディフェンスにしたり、自分たちがしたいバスケットをしていました。僕たちがやりたいことを相手に常にやられて、後手後手になってしまいました」とコメント。
23歳の司令塔は「あってはならない状況。あってはならない試合をしてしまった」と敗戦を悔やみつつも「マインドセットを切り替え、日曜日の試合は自分たちからヒットファーストして、ディフェンスも遂行力を高めて戦うことが必要になると思います」と前を向いた。
パリ五輪開幕まで約3週間。日本は7日の韓国戦後、19日にFIBAランキング3位のドイツ、21日にはNBAで3度のMVPに輝いた万能センターのニコラ・ヨキッチ率いる同4位のセルビアとの強化試合が予定されている。
また、本戦では初戦で昨年のワールドカップ王者のドイツ、2戦目に224㎝のヴィクター・ウェンバンヤマと216㎝のルディ・ゴベアの強力ツインタワー擁する地元フランス(FIBAランキング9位)、3戦目に現在ラトビア会場で行なわれている最終予選を勝ち上がったチームと対戦する。
6月にスタートした国際強化試合でいまだ勝利のない日本。この韓国戦の負けがチームの“ウェイクアップコール(目覚まし)”になるのか。ここからの巻き返しに期待がかかる。
構成●ダンクシュート編集部